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2025年ポルテーラの結果:エンヘード審査項目

リオ・デ・ジャネイロのエスコーラ・デ・サンバのパレードにおける審査員は、エスコーラ・デ・サンバ協会(リーガ・ダス・エスコーラス・デ・サンバ)によって選出されます。通常、審査員は審査項目に関連する分野の学識者が選ばれます。たとえば、バレリーナが「メストリ・サーラとポルタ・バンデイラ(旗手とその護衛)」の項目を、指揮者が「バテリア(打楽器隊)」の項目を担当することがあります。このような人選は1933年から続いていますが、多くのサンビスタ(サンバ関係者)からは、学識者にはエスコーラ・デ・サンバを正しく審査する知識や経験が不足しているとの批判が絶えません。しかし、そうした不満にもかかわらず、今日に至るまでこの方法は変わっていません。
エスコーラ・デ・サンバ協会は審査員に対して講習を行っています。講習では、エスコーラ・デ・サンバやパレードの歴史、そして審査時の観点などが指導されます。さらに、審査員には「審査員マニュアル」が配布され、各審査項目の詳細な審査基準が記されています。
パレード当日、審査員は指定されたホテルに宿泊し、食事が提供され、審査が終了するまでテレビ、ラジオ、インターネットなどの情報への接触を避けるよう求められます。審査員の報酬は、3日間で5,500レアル(約14万5千円)です。審査員は全部で36人おり、各審査項目に4人ずつ配置されます。
採点は10点から9.1点までの間で行われ、10点以外の点数を付けた場合は、減点の理由を必ず記述しなければなりません。
それでは、ポルテーラが「エンヘード(ストーリー・テーマ)」の審査項目で獲得した点数から見ていきましょう。その前に、「エンヘード」という審査項目が何か、リーガが発行している「審査員マニュアル」に基づいて説明します。
エスコーラ・デ・サンバのパレードにおける「エンヘード」とは、テーマ、コンセプト、または物語に基づいて構成されたナラティブ(物語的内容)であり、パレード全体を通して、アレゴリア(山車)やアデレッソ(装飾)、ファンタジア(衣装)などの視覚的要素によって順序立てて表現されるものである。
【構成】(副項目配点:4.5点〜5.0点)
・エスコーラが提示する基本的なアイデアとなる「テーマ」または「主題」とその理論的展開。
・パレード全体の演出におけるテーマや主題の明確さ、一貫性、論理的統一性(コヒーレンス)、これにより観客が理解しやすくなること。
・リサーチャーやカルナヴァレスコ(テーマを作成する人)によって選ばれた視点や切り口における創造性。
【実現】(副項目配点:4.5点〜5.0点)
・テーマや主題の適切な具現化、すなわち、ファンタジア(衣装)、アレゴリア(山車)、その他の視覚的・造形的要素を通じて、大通り(アヴェニーダ)で展開される表現とテーマ・主題との関連性が理解可能であること。
・アーラ(隊列)、アレゴリア、ファンタジア、トリペ(小型山車)など、さまざまな要素が事前にエスコーラが提示する演出台本に従って、順序立てて提示され、観客がテーマや主題を理解できること。
・創造性(ただし、「斬新さ」と混同しないこと)。
・テーマおよび主題の「カーニバル化」(カーニバルとして適切に表現されているか)。
審査員は以下の場合に減点を行うものとする:
  • エスコーラが提出した進行表に記載されたアレゴリア、トリペ、またはアーラの欠如。
  • エスコーラが提出した進行表に記載されていないアレゴリア、トリペ、またはアーラが登場した場合。
  • エスコーラが提出した進行表に記載された順序と異なる順序でアレゴリア、トリペ、またはアーラが登場し、その結果、審査員が演目の理解に支障が生じたと判断した場合。
  • エスコーラが提出した進行表に記載された内容と異なる演者(地上のデスタッキ、アレゴリアのデスタッキ、トリペなど)の欠如または追加があり、その結果、審査員が演目の理解に支障が生じたと判断した場合。
審査員は、以下の事項を採点の対象としてはならない。
  • エンヘードにおけるブラジル性、すなわち、エスコーラが必ずしも純粋に国内のテーマに基づくエンヘードを提示していない場合。
  • エンヘード内におけるいかなる種類のマーケティング要素(明示的または暗示的)の挿入。
  • 他の審査項目に関わる事柄。
 次に、各審査員の学歴およびポルテーラに対するエンヘード審査項目での減点内容を見ていきます。
モジュール1の審査員であるモニカ・マンスール氏は、ジュイス・デ・フォーラ連邦大学(ミナス・ジェライス州)で法学士号を取得し、ヴェイガ・デ・アルメイダ大学(リオ・デ・ジャネイロ州)でファッションの学士号を取得、さらにポルトガルのベイラ・インテリオール大学でファッションデザインにおけるブランディングの修士号を取得しています。
モニカ氏は、エンヘードの構成に4.8点、実現に4.9点を与え、合計9.7点としました。彼女によると、ポルテーラはエンヘードがどのように区分けされているのかを明示的に示さなかったとされます。最初のアレゴリア(アブレ・アラス)が、エンヘードを語るために区分された各セクターを明確にしていないと指摘しました。モニカ氏によれば、この明示は審査員マニュアルに記載されている義務事項であるとのことです。また、各セクターに複数のアーラ(山車ごとの集団)が含まれていたが、それらの違いが明確に表現されていなかったとも指摘しています。最後に、審査員に配布されたエンヘードの解説文書には、第2セクターおよび第4セクターが何を表現しているかが十分に記載されていなかったと述べました。
モジュール2の審査員、アルトゥール・ヌネス・ゴメス氏は、カンピーナス市立大学(サンパウロ州)で社会人類学の修士号を取得、リオ・デ・ジャネイロ連邦大学で社会科学(歴史および社会学)の学士および教員資格を取得しています。現在はエスタシオ・デ・サー大学(リオ・デ・ジャネイロ市)の教授です。
アルトゥール氏は、構成5点、実現5点を与え、合計10点としました。このため、減点理由の記載は不要でした。
モジュール3の審査員、ジョニー・ソアレス氏は、エスタシオ・デ・サー大学で教育学修士(教育過程における情報通信技術専攻)を取得し、フルミネンセ連邦大学でビジネスマーケティングのMBA、セナック・リオ工科大学でデジタル・インタラクティブメディアの専門課程を修了しています。また、エスタシオ・デ・サー大学で社会コミュニケーション学士(広告・プロパガンダ専攻)も取得しています。
ジョニー氏も構成5点、実現5点を与え、合計10点となり、減点理由の記載は不要でした。
モジュール4の審査員、マルセロ・フィゲイラ氏については、インターネット上で経歴は公開されておらず、学歴や職歴は不明です。
マルセロ氏は、構成に5点、実現に4.9点を与え、合計9.9点としました。減点理由として、エスコーラの多くのアレゴリアおよびファンタジアが理解しづらかったと述べました。アレゴリア2に関しては、宗教行列に参加する人々の多様性を表現していたにもかかわらず、衣装は2種類しか存在せず、さらに、彫像がミルトン・ナシメントの異なる時期を表現しているにもかかわらず、それらがなぜ一緒に配置されていたのか理解できなかったと述べています。さらに、第4セクター(夜を表現)において、明るい色の衣装が使用されていた点も指摘しました。
その結果、ポルテーラはエンヘード項目で39.6点となり、0.4点の減点を受けました。この減点は大きな痛手となり、最終結果においてより良い順位を逃す要因となりました。
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