パウロ・セーザル・ピニェイロはクアドラ・ダ・ポルテーラを訪れ、青と白の衣装を着た受胎の聖母像に感銘を受けました。彼はすでにポルテレンセのマウロ・ドゥアルテ(1930年~1989年)とサンバを共演していたので、サンバのアイデアをマウロに持ち込みました。パウロは、聖人に代表される神聖なものと、カーニバルに代表される俗なものを融合させたいと考えました。(注;キリスト教の観点から見ると、カーニバルは冒涜的な祭りです。)それからパウロとマウロは、聖人のために作られた行列や、エスコーラ・デ・サンバのデスフィーレでについて考えました。そこからサンバ「Portela na avenida」が生まれました。
テキスト:簀戸マルセロ
リライト:小宮
「Portela na avenida」は、Emi-Odeonの1981年のLP「クラーラ」で最初に録音されました。サンバはサイドAのトラック1にあります。録音には、Velha Guarda da Portelaが参加しました。