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ポルテ―ラが2024年のエンヘードを決めました

ポルテ―ラが2024年のエンヘードを決めました

黒人女性奴隷の話です

ポルテ―ラが2024年のエンヘードを決めました。それは、ブラジルの歴史に関係しています。

 エンヘードは19世紀の女性奴隷、ルイーザ・マヒンです。

 マヒンは1812年に生まれました。生まれた場所は誰にも分かりません。
 アフリカのギニア湾周辺か、ブラジルのバイーア州だったのではないかと言われています。
 マヒンは名字ではありません。アフリカの民族のマイー族の名前と関係があります。
 奴隷だったマヒンは自分のマニュミッション(奴隷身分から解放する正式な行為)を買い、自由になりました。そしてサルヴァドル市の路上でお菓子や手作りの食べ物を売っていました。
 1830年に子供を産みました。男の子で、名前はルイース・ガーマでした。息子は有名なブラジルの詩人になり、奴隷制度廃止論者になりました。
 バイーア州の19世紀の黒人革命をマヒンが支援しました。自分の売り場に来る黒人の子供たちを通して、秘密の革命に関する情報をアラビア語で配布しました。
 この大事な革命の任務は上手く行きました。そして、マレース革命(1835年)とサビナーダ革命(1837年~1838年)の本部が、マヒンの自宅になりました。しかし、警察はマヒンの革命活動を発見し、彼女に逮捕状を発行しました。
 マヒンはリオ・デ・ジャネイロに逃げましたが、警察に見つかりアフリカのアンゴラに強制送還されました 。
 一部のブラジルの歴史家は、マヒンがリオ・デ・ジャネイロからマラニャウン州に逃れ、それによって文化的および音楽的運動のタンボール・デ・クレオールが始まったと考えています。
 そのルイーザ・マヒンの話を、2024年にポルテ―ラがサプカイー、リオのカーニバルの会場で見せます。

(リライト:小宮)

 

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