1932年、パウロ・ダ・ポルテーラ(1901-1949)はすでにオズワルド・クルス区に10年住んでおり、家具の研磨工として働いていた。友人のチョコレートはいつも彼に仕事を紹介してくれた。チョコレートというあだ名は、彼の肌の色からつけられた。チョコレートの誕生日に、パスタ料理を作って振る舞うホーダ・デ・サンバが行われることになっていた。彼はパウロを家に招き、友人を連れてくるように頼んだ。あるグループは馬車で、他のグループは徒歩で移動した。途中、サンバを歌いながらパーティー会場に到着しようと誰かが提案した。でも、どのサンバ?その時、パウロ・ダ・ポルテーラが即興で「Quitandeiro」というサンバを作った。そのサンバは不滅のニックネームを持つチョコレートへの素晴らしい贈り物だった。ああ、忘れていた!Quitandeiroとは八百屋の主人という意味だ。ポルテーラの近くにあった有名な八百屋の主人はセルジオ・ヘルモーギェネスといい、パウロ・ダ・ポルテーラの親友でもあった。チョコレートの誕生日に出されたパスタの材料を提供したのも彼だった。